釣るはずが釣られてしまった

みなさんは自分がだましていると思ったら逆に騙されていた、もしくは仕掛けていたはずが見抜かれていた、なんていう経験はありますか?私はとんでもない恐怖を感じました。

 

こうなるはずではありませんでした。まさか自分がこうなることなんて予想もしていなかったのです。あの時のことを想像するだけで背筋が…。

 

 

これは私が経験した話です。まだ私が若かったころです。まだこの世界の恐ろしさをよく理解してなかったのです。20代のことでした。

 

失敗続きで萎えていた時に話の通じる女に出会った

 

当時は大学を出た後で、新入社員として働いていた私は何もかもが初めてで、右も左もわかりませんでした。

 

そのため失敗しては何度も上司に怒られ、遅くまで出勤し、とても疲れていました。

 

そのため、付き合っていた彼女に対しても仕事のストレスからきつくあたってしまい、幸せに暮らしていた二人の関係にも歯車が狂い始め、とうとう別れる事になりました。

 

そして強い孤独を感じ、夜は街に出てはお酒を飲む習慣ができてしまいました。飲みの場では多くの友人ができ、そこで飲んで愚痴をお互いこぼしては酔っぱらっていました。

 

そこで私は女をひっかけるようになり、ナンパをしてホテルに連れ込むといった習慣がついてしましました。

 

女性との出会いは飲みの場でいきなり話しかけたり、出会い系で誘い込んだりと様々でした。

 

トントン拍子で話が進んで顔合わせもせずホテルに

 

ある日のこと、いつものように出会い系サイトを利用していて、調べていくとある女子と連絡をとるようになりました。

 

名前は「アキ」といいます。彼女は連絡を始めてから、積極的に会おうと言ってきます。なんだか好奇心が多くて不思議な子だ、と疑わしくも、私はそういう子をホテルに連れ込むのは嫌いじゃなかったので、そんなことはどうでもよかったのです。

 

男としては、そのままホテルにさえ連れ込んでしまったら私の思い通りだ、と思っていました。

 

そのため、メッセージではホテルに行かないかと提案もしました。彼女はすんなりと受け入れました。今思うと、この時からおかしな話だったのです。夢中な私は気にも留めませんでした。

 

待っていたのは超絶美人でホイホイついていった

 

会う当日、待っていたのは、自分が思っていたよりもかなりの美人。周囲の人が2度見するほどのオーラを放っていました。

 

こんな女性とホテルに一緒に行けるのか、性欲が止まりませんでした。一刻も早く事を進めたい、その限りでした。

 

しかし、途中から断られてしまうかもしれません。私はネガティブ思考ではないのですが、顔は良い方ではありません。

 

相手が嫌だといったらそこで終わってしまいます。それだけは防ぎたかったので、彼女の思うままに、その日は行動していました。

 

違和感に気づいてトイレに行くふりをして猛ダッシュ

しかし、何かがおかしかったのです。確かにこんな美人だからそれなりの経験があると思うので、男性慣れしているのかもしれません。

 

しかしそれにしても、彼女がすごく余裕そうなのです。そんな美形がわざわざ出会い系サイトに登録するのでしょうか。徐々にこれがおいしすぎる話ではないのかと疑い始めました。

 

女が余裕過ぎたのと、入り口に男の影があった

その時になって気づいたのですが、どうやら誰かがつけてきているようなのです。確信してはいないのですが、2軒回った先にどちらの店にもその男を見た気がしたのです。

 

なにかおかしい…。しかし1軒目と2軒目は距離が結構離れている。こんな偶然はあるのでしょうか。

 

そうして疑いを持っていながらも、とうとうホテルに行こうかという流れになりました。ホテルに行ってしまえば何の問題もない

 

私はそう思っていたため、とりあえず一緒にホテルに向かうことにしました。

 

しかし、そこで確信しました。ホテルの入り口付近で、その男を見つけてしまったのです。

 

これは…美人局つつもたせのパターンだ。まさか私としたことが。ナンパ師が美人局に引っかかるなんて…。このままホテルに行こうとしたらあの男に捕まる。

 

そう思った私は急いで策を考えました。逃げる手立てを。とりあえずホテルに行くことだけは避けなくては

 

「あの、すいませえん、少し公園のトイレにいってもいいですか?」

 

「なぜですか?トイレならホテルの中にありますよ?」

 

「お酒も飲んだので、おしっこが近くなっていまして...。一刻も争うのです、はは。」

 

彼女が怪訝な顔をします。完全に怪しんでいる表情でした。しかし、そんなことは気にせず逃げないといけないと思い、ホテルとは逆サイドの道を歩こうと思いました。

 

「公園はあっちですよ。」

 

「あぁ、はは、すいません、酔ってるのかな。」

 

そういいながら公園の方に向かおうとします。すると、男が動き始めました

 

女が時間稼ぎを初めたのと、獣の目をしていた

 

同時にアキさんは私にしつこくとどまるように話してきます。

 

「早くホテル行きましょうよ~。」

 

「私を待たせるんですか?」

 

どうやら、私を引き留めようと時間稼ぎをしようとしています。おそらく二人でいるところを男に見られるようにし、ホテルの目の前にいるということから私を捕まえようという魂胆でしょう。男に捕まったら私は終わりです

 

逃げた時に後ろから男の声が…

 

そう感じた私は彼女の言っていることなど気にしませんでした。とにかく逃げよう、その一心でした。そして酔った身体で逃げようとします。その時後ろから声がしました。

 

「あれ、アキ、なんでこんなところにいるの?」

 

 

「あぁ、連れてこられちゃったのよ…助けて…。」

 

「…。」

 

「この男が私を酔わせて、今ホテルに連れてこうとしてるの。」

 

「あぁ...。君、やっちゃったね。」

 

お酒の場であそこまで飲ませてきたのはこの時のためか。逃げようとしたときに逃がさないようにしたため。まずい、どうする。しかし、美人局も確か犯罪だよね。恐喝罪だっけ

 

「この女、俺の妻なんだけど、あなたが今、ホテルに連れていこうとしたことは犯罪だよ。どうしてくれんの。大事だよ?そんな若い歳で捕まったら今後の人生大変だよ?お先真っ暗だよ?」

 

完全に脅しにきました。ああ、これが美人局のやり方か。とんでもない女に引っかかってしまったなあ。まあ出会い系でこんな美女なんてありえないよな。

 

「じゃぁ…200で黙っといてあげるよ。」

 

200万は美人局においてありえない金額ということくらいはわかっていました、そこで私は逃げ切れる可能性が見えてきました。相手はそこまで交渉が上手くないとみた。

 

「200って…。はは、お兄さん、それって私を脅しているんですか?200万円なんて額、聞いたことありませんよ、美人局で。」

 

「美人局?何言ってるの?」

 

「とぼけるのはいいですから、お金払わないので一緒に警察に行ってもいいですよ。あなたがたの関係が公式的に明らかになったら恐喝罪にでもなると思うんで。」

 

相手も、動揺したのか、一歩足を引いたような感じでした。いける...。

 

「だから、一緒に警察行きますか?そういえばトイレ行きたいんだっけ。ここで待っててくださいよ。」

 

そして私は公園のトイレに行くふりをして、思いっきりダッシュをしました。正直二人と警察で戦えるかどうかはわかりませんでした。なので、逃げるのが私にとって一番の方法でした。

 

幸い、相手もそこまで美人局に慣れていなかったようで、なんとかふりきる機会を得ることができましたが、口で言い負かすような経験者であったら、私は今頃まずかったと思います。

 

これが、私が都内に住んでから、初めて経験した恐怖体験です。

 

仕事をちゃんとする一方、ナンパ師と一部の人からは言われますが、あの体験は今でも忘れられません。

 

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